Meet Locals 〜地域と世界をつなぐ〜

パブリック(公務員)、ソーシャル(NPO)、ビジネス(特に地域)の3つのセクターのこと・キャリアをそれぞれ経験した立場から発信します。

オンラインの可能性。自宅で日本酒を飲みながら杜氏さんと語り酒造見学。

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先日バーチャル酒造見学というイベントを開催いたしました。

 

ご協力をいただいたのは岩手県釜石市の浜千鳥さんという酒蔵さん。

2年前に釜石に伺った時に酒造見学をさせていただいた時のご縁です。

本当にありがとうございました。

 

告知の期間は短く、参加費も3500円とオンラインイベントとしては、安くはなかった中で、14名の方に参加いただき、オンラインの可能性をすごく感じたイベントだったので、その内容をまとめておきたいと思います。

 

浜千鳥さんとも「10,11月あたりにまた開催をしよう!」という話で盛り上がっていますが、もしバーチャル酒造見学の開催にご興味持ってくださる酒蔵さんがおられましたらぜひご連絡をいただけると嬉しいです!!

 

 

イベントについて

事前に参加者のご自宅に、浜千鳥5種類飲み比べセットを郵送いただき、

当日は参加者のご自宅と酒蔵さんをzoomでつなぎ、

杜氏さんとお話をしたり、

酒蔵を見学しながら

日本酒を味わうというものでした。

 

初めての開催で、当日の進行のことではちょっとばたつきましたが、内容は参加いただいたみなさんに満足いただけたようで、すごく嬉しく思っています。

 

参加者から見た可能性

現地に行かなくても手軽に家で日本酒を楽しみながら酒造見学ができる

本来の酒造見学をしようと思うと、現地に行かないといけません。。。

私の住んでいる東京から釜石までは、普通に日帰りで行けるような距離ではありません。

行くには時間もお金もかかります。

また、コロナの中で、日々PCR陽性者が増えている東京から感染者ゼロの岩手に行くことは難しいのが現状です。

 

もちろん日本酒大好き、浜千鳥さん大好きのファンであれば、コロナさえなければ現地に行くのはそれはそれで楽しいのですが、もう少しライトなファンにとってはちょっと遠い距離でしょう。

 

これがオンラインツールがあることで、自宅にいながら、日本酒を楽しみながら見学をすることができるのは、これまで酒造見学に行っていた方ではないような方にも、参加いただけるようになりました。

自宅なので気持ちよく飲んだらそのままお休みもしやすいです。

 

杜氏さんから酒造の話が聞ける。杜氏さんと直接つながることができる。

お酒をただ飲むのと、杜氏さんの詳しいお話を伺いながら飲むのではまた違った楽しみがあります。

今回は5種類の飲み比べでもあったので、飲みながらそれぞれの好みのお酒を伺ったりもしました。

また、通常、酒造見学に行っても杜氏さんとそのままつながることも少ないと思います。

今回は、終了後にFacebookグループをつくって直接やりとりができるようにもしました。

 

酒蔵さんから見た可能性

出張に行かなくても直接の声を聞くことができる

これまでは、はるばる東京に出張してお酒のPRのイベントなどを開催されていたそうです。

それがコロナで難しい中で、直接声を聞いてPRができる機会があったのはよかったという声をいただきました。

 

また、出張に行くと、どうしても旅費もかかり、時間もかかります。

今回、各家にご郵送をいただいたのでお手間もかかり、また、zoomも初めてのことだったので不安も大きかったということでしたが、それでも出張をすることを考えると、かなり手軽にできたという声をいただき、とても嬉しく思いました。

 

東京だけではない。全国の方が参加できる

出張だと集まることができるのは1地域の人だけになってしまいます。

なかなか大都市以外に出張も難しいかもしれません。

 

今回、東京から参加する人が、少なくとも過半数だと思っていたのですが、実際には1/3程度、関東圏で見ても半分以下で、北は北海道、西は滋賀からご参加いただきました。

これだけ多くの地域から参加いただけるというのは一つの発見でした。

これはオンラインイベント全般に言えるのかもしれません。

 

現地に来てもらうきかっけになる

今回イベント後に、コロナが落ち着いたら現地にあらためて見学に行きますという声がいくつも寄せられました。

オンラインでまずつながりそこから直接現地へ行く、という流れができそうでそこにもすごく可能性を感じました。

 

・・・と、こんな感じです。

コロナ前には考えもしなかったオンラインの可能性、リアルに集まれないことの代替ではなくて、オンラインだからこそできること、というのをあらためて感じたイベントでした。

 

ただのイベントではなく、新しい日本酒の事業に育てられたらなとも思いつつ、日本酒を楽しみながらゆるーくやり続けるのもいいなと思いつつ、これからも続けていきたいと思います!!