Meet Locals 〜地域と世界をつなぐ〜

パブリック(公務員)、ソーシャル(NPO)、ビジネス(特に地域)の3つのセクターのこと・キャリアをそれぞれ経験した立場から発信します。

小さなゲストハウスの未来は?

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ゲストハウスとホステルの違いってなんですか?

と聞かれることがあります。
 
宿泊施設が不足していると言われていることもあり、大きな会社や投資家の資金提供等の影響もあって、ゲストハウスと呼ばれる様々なタイプの宿泊施設が増えています。
 
もともと様々な呼び方をされてきました。
ゲストハウス、バックパッカーズ、ホステル、B&B、、、
僕はその中で、自分の原点でもあり、また、一番好きな呼び方である、ゲストハウスをLittle Japanにはつけました。
 
ただ、最近は、宿泊施設の予約サイトで、料金を比較して、ゲストハウスを「安いから」という目的だけで宿泊される方も増えており、少し寂しく思っています。
 

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小さなゲストハウスだからできること

僕が最初にゲストハウスで働いたのは、2007年。
今から、11年ほど前。
大学院の2年生、23歳の時でした。
 
19ベッド、築100年の町屋を改装したゲストハウス「五条ゲストハウス」です。
今でこそ古民家を利用したゲストハウスもたくさんあり、またカフェ・バーのあるゲストハウスも多いですが、当時、私の知る限りでは、古民家を利用したゲストハウスを見つけることができたのは、京都でもここだけでした。
 
ゲストハウスの一番の魅力は、そこで「友人ができる」ことだと思っています。
五条ゲストハウスで働いている時には、来るゲストのほとんどと話をして、仕事外でも、嵐山に行ったり、好きでもないクラブに行ったり、そんな毎日を過ごしていました。
 
そして、この「友人ができる」そして、友人と一緒に遊ぶから、ささいな体験も特別な思い出になる、という体験を「ゲストみんなができる」、というのは、小さなゲストハウスだからこそできることだと思っています。
 
私は、近くにある別館アネックスを足しても30ベッドほどの小さなゲストハウスでの住み込みをしたことが原点となり、交流を大切にできる最大の規模ということで、私は今の34ベッドのLittle Japanを立ち上げました(立ち上げてみて、少し大きすぎたとは感じています)。

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小さなゲストハウスの未来は?

一部の国では、大きなゲストハウスができ、小さなゲストハウスがなくなっていると聞いています。

小さなゲストハウスだからこそ、「できること」「できないこと」があると思います。

そんな中で、東京の小さなゲストハウス3軒があつまる「来来 small guest house」が面白いなと思っています。

先日は、3軒で台湾に、イベント(営業?)をしに行かれており、本日1/13(土)には、そのお話をされるイベントがあります(すでに満員御礼ですが、、)。

 

「小さなゲストハウスだからできないこと」を集まることで、「できること」に変えていきたいと思っています。 

 

 

ゲストハウスに行くこと自体が目的

快適に寝る、ということだと、カプセルホテルや大きなゲストハウスは、とても優れているように思います。

快適に寝る、はもちろんですが、小さなゲストハウスは、そこに行くこと自体が、一種の体験・アクティビティであり目的である、そんな風に思うと、宿泊施設、というカテゴリーから探してもらうだけでなく、体験・アクティビティの一つとして探してもらうというのもあるのかなと思ったりしています。