Meet Locals 〜地域と世界をつなぐ〜

パブリック(公務員)、ソーシャル(NPO)、ビジネス(特に地域)の3つのセクターのこと・キャリアをそれぞれ経験した立場から発信します。

コロナと一緒に不自由に過ごす1,2年を思考する。宿泊施設はどうするのか。

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ここ最近コロナについて、今すぐの対応の話とコロナが終息してからの間の話、この1,2年を、コロナと一緒に、一定の行動の制限を受けながらどうやって暮らしていくのか、といった議論がなされるようになってきたなーと感じています。

 

この期間がどのぐらいになるのか。

私は最短でも来年のオリンピックまでの1年数ヶ月〜ワクチンの開発や集団免疫の獲得に必要と言われている2年はかかる、これをメインシナリオで考えています。

 

今、頑張って自粛すれば、数ヶ月で元どおりになる?かのような考えも聞くことはあるのですが、その楽観的なシナリオについては、考えてしまうと、様々なことが現状維持になってしまうのでやめることにしました。

 

ただ、そうすると、宿泊・飲食施設については、今のビジネスモデルではなく、新しいビジネスモデルを構築する、もしくは、(今の事業を諦めて)別のビジネスをつくる、など、かなり大きな変化をする必要性が出てきてしまいます。

 

 

 

リアルのビジネス

宿泊施設の持っているリソース、もっとも大きいものの一つがリアルな「場」だと思っています。

この「場」を何か活かすことができないか、をまずは考えました。

ただ、リアルな場に不特定多数の人が集まることがNGとされる今、かなり厳しいものがあります。

 

来てもらうための手段をいろいろと考える、というのなら様々な可能性が考えられます。

ただ、来てもらうこと自体がNGとなっていて、でも一方でリアルな場所を持っている、ここに対してどのような答えを出していけばよいのか。

 

また、これがいつまで続くのか。

私は書いた通り、2年、という期間をみています。

2年間人を呼ぶことができない、そう考えると、休業してコストをひたすら下げてやり過ごすか、廃業するか、ぐらいしか現時的な選択肢がないように思えていました。

 

ただ、その後、思考を続けて、考えついたのが、この不特定多数を特定多数にするということ。

ゲストハウスという様々なゲストに来ていただくのをやめて、住んでいる方だけが出入りをする場所にすること。

血は繋がっていませんが、大きな家族が住んでいる一つの家にすることを考えました。

 

それで感染のリスクがゼロになるか、と言えばそうではありません。

家族間での感染もあるのはあります。

ただ、感染のリスクをゼロにすることはできない中で、ここまでの接触を禁止するのは非現実的だと思っています。

 

外部との接触は、住んでいる人は、基本的にテレワーク、通勤・通学は自分がおそらく一番多いのですが、それでも週1回程度で(正確には徒歩1分ぐらいの寮から通勤したりはするので、ほんのちょっと外に出ますが)、新たなコロナが持ち込まれるリスクを極力下げるようにしています。

 

この特定多数のコミュニティは、コロナと一緒に不自由に過ごす1,2年の一つの答えになるのではないかと思っています。

 

それは、住民にとって、コロナで外出制限がある中でも交流ができるという変えがたい価値があるということ。

そして、施設にとっては、ずっと住んでくれる人がいることで、安定して続けることができるからです。

住むだけで旅ができる、交流ができるシェアハウスの詳細は以前書いた通りになります。

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コワーキングスペースなど、他にもリアルな場の利用のアイディアはあるのですが、現時点ではこれ以外にピンとくるアイディアがないな、、、と思っています。

 

Little Japanでもコワーキングスペースとして使えると、少し前はしていましたが、シェアハウス化を決めて、飲食は完全に閉めて、コワーキング利用もなしにすることにしました。

つい10日ほど前はコワーキングスペースやると書いていましたが、そこは変更をしたいと思います。

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ちょっとした売上になることだったり、一時的な利用が見込めるようなアイディアはあるのですが、これが実現すれば生き残ることができるだけの売上を継続してあげられるイメージがつくものがないです、、、

 

オンラインのビジネス

オンラインについても様々なアイディアが出てきます。

オンラインサロン、Youtube、メディア、、、

 

これまでの何かリソースを活かそうと思った時にできることはたくさん思いつきます。

ただ、どうしても、リアルでできることの劣化版というか、リアルができないから、ただオンラインで擬似的なものをつくる、というところにどうしてもいってしまいます。

 

また、規模としてもすごく小さくなり、それでは人件費はもちろん、家賃を払っていくことは難しいものになってしまいます。

 

そこで現時点では、リアルな場の活用がまずあって、それが実現できた上で、上乗せとしてやるようなものを考えるようになりました。

代替したいというベースで考えるとなかなかに難しいものがあるので。

 

もしくは、全くこれまでのことを活かさずにゼロベースでビジネスを構築することを考える、そういった方向性なのではないかと思っています。

 

アイディアを出す

最近は、毎週数回は、アイディア出しをしています。

ホステル/ゲストハウスのオーナー、ホテルのオーナー、不動産のオーナー、旅行関係の方、ホステルパスの利用者さん、キッチンの利用者さん、オンラインイベントに参加をしてくれる方、、、などなど。

 

来週4/28(火)20:00〜もオンラインにて、鎌倉のゲストハウス「亀時間」さんをテーマに、アイディアを出すイベントを開催します。

参加無料ですので、ぜひお気軽にご参加をください。

https://www.facebook.com/events/618851318711113

 

来週には、オンライン系についても、いったん方向性をかためて動き出す予定です。

思考し続けながら、動き続ける。

しばらくそんな日が続きそうです。