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鹿児島南端のNPOに学ぶ:7つの空き家の再生

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ついに鹿児島。

野を越え山を越え、ダイハツの軽でやってまいりました。

ここ、薩摩半島の南端、頴娃町(えいちょう)に来た理由は

NPO法人「頴娃おこそ会」を訪ねるため。

 

様々なプロジェクトを手掛けるこの団体ですが、今特に力を入れているの

空き家再生プロジェクトの数々です。

 

再生した建物の名前はすべて「◯◯や、」

「屋」と接続詞の「や、」を組み合わせ、継続性を連想させる名前に決めたそう。

 

1つの空き家を再生して◯◯にしました、という話はよく聞きますが、7つの空き家を再生している事例というのは珍しいのではないでしょうか?

 

日本中で深刻化している空き家問題。

今回は「おこそ会」が再生したうちの、4件を紹介していきます!

 

1.「塩や、」

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写真中央の物件。

頴娃町の石垣商店街にあるのですが、数年前まで空き家でした。

おこそ会はこの家をコミュニティースペースへと変えます。

元の和風テイストを生かした改装を施し、中は御覧の通り。

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もともと塩販売店だったことから「塩や、」と命名。

 イベント、会議、講座など、様々な用途に使用できるスペースとして機能しています。

 

 

 

2.「二つや、」

「塩や、」から道路を渡り、少し入ると「二つや、」があります。

同じく和調の空き家であったこの物件は、母屋と離れの「二つ」から構成されていたため、この名称が付けられました。

 

離れは現在おこそ会のオフィスとして機能。

そして母屋の中はこんな感じ。

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「田舎フリーランス養成講座」が実施されていました。

こちらの母屋は近日ゲストハウスとして開業予定とのこと!

先が楽しみです。

 

3.「茶や、」

ご存知でしたか。いや、きっと知らない方が殆どかと。

実はこの頴娃町、市町村単位だとお茶の生産量が日本一なんです!

お茶の町なのです。

そんな町にいて、空き家を「お茶」のために活用しない訳はありませんよね。

ということで、に囲まれたこちらの物件です。

 

 

 

 

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「お茶×観光客」という構想のもと、

この物件は茶農家が観光客を受け入れ、茶を振る舞う拠点として再生されました。

内装も洒落ていて、手前にはお茶を飲むためのテーブル、そして奥にキッチンという構図。

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4.「あずまや、」

石垣商店街から200メートル離れたところに位置する古民家。

大家さんのお名前から「東」の文字をいただき、「あずまや、」の名前に。

再生の一環で外壁は青く、窓枠は白くなっていましたが違和感は無し。

写真を撮った日はちょうどボイラーの取り付け中でした。

 

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この物件は一棟貸切の宿へと生まれ変わります。

内装はこんな具合。

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畳はフローリングに代わり、赤い壁とソファーを備えたシックな部屋に変身。

 

 おこそ会の空き家再生術は、Cool! ですね!

 

 

 

 

 

 

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